スタッフブログ
変動金利でローンを組んだ人は本当に“負け組”なのか?
2026.05.31
いわき市で家づくりを検討している皆さん、こんにちは🐤
最近、
「変動金利、このまま上がるの?」
「住宅ローン大丈夫かな…」
そんな相談がかなり増えています。
少し前に実業家・ひろゆき氏がX(旧Twitter)で
「変動金利でローンを組んだ人が負け組に」
という発言をし、大きく話題になりましね。
正直、ひろゆき氏の発言には私的にはかなーり違和感を感じましたが、ある側面においてはその意味合いも分かります。
実際、日銀は長く続いた超低金利政策を見直し始めており、“金利のある時代”に少しずつ変わってきています。
とはいえニュースを見ると不安になりますが
・何を見ればいいのか
・どこまで気にすればいいのか
・今すぐ固定に変えた方がいいのか
この辺は意外と分かりづらいですよね。
なので今回は、
・変動金利は今後どうなりそうか
・その理由は?
・今確認しておきたいポイント
を、出来るだけ分かりやすく整理してみます。
そもそも変動金利はなぜ上がるの?
まず大前提として、変動金利は「政策金利」の影響を受けます。
そして政策金利は日銀(日本銀行)が決めています。
流れとしては
日銀が利上げ
↓
銀行同士のお金の貸し借り金利が上がる
↓
短期プライムレート上昇
↓
変動型住宅ローン上昇
という形です。

つまり日銀が利上げすると、変動金利も将来的に上がりやすくなるということです。
※短期プライムレートというのは、簡単に言うと銀行が優良企業に短期間お金を貸す時の基準金利です
最近の日銀の動き
【昔(長い間)】
ほぼゼロ金利
↓
【2024〜2025頃】
マイナス金利解除
↓
【2025年末】
0.75%へ利上げ
↓
【2026年現在】
0.75%を維持しつつ、「さらに上げるか検討中」
このような動きを取っております。

そもそもなぜ日銀は金利を上げ始めたのか
①物価上昇(インフレ対策)
②円安対策
③「異常な低金利」から正常化したい
理由は主にこの3つとされております。
ちなみに、なぜインフレ対策に金利を上げると良いと思いますか??
インフレ対策と利上げの関係性
今って物価がどんどん上がっているのは、皆さん肌で感じていると思います。
「物価が上がっているんだから、せめて金利を低くしてくれないとやっていけないよ、、、」
と思いがちですが、実はその逆で、金利を低くするとますます物価が高くなるのです。
理由は?
物価がどんどん上がる(現在)
↓
でも金利が低すぎる
↓
借入を増やす
↓
借りたお金を使う
↓
さらに物価が上がる
こうなるとインフレが止まらなくなります。
なので国は、
「ちょっとお金を借りにくくして、物価上昇を落ち着かせよう」
と考えるわけです。
その結果、金利が少しずつ上がるというロジックです。

正直、個人レベルではそもそも物価が高い時点で消費を抑えるのでインフレになりづらいような気もしますが、経済というのは個人の感覚だけでは動いていません。
例えば、
・大企業の設備投資
・不動産投資
・海外投資マネー
・投資ファンド
・銀行融資
こういう超大きなお金。
これらは、多少物価が上がったくらいでは止まらないことがあります。
不動産はなんとなくイメージ付きやすいですかね。
これから物価や地価が上がりそうとなったら、企業は多額の借金をしてでも不動産を買い漁りますよね。
まさにバブル期はそうでした。その結果どんどん物価は上がり続けました。
その当時は給料も上がったので問題なかったんでしょうけど、今給料は上がらないのに物価だけがこれ以上上がってしまったらとんでもないことになってしまいます。

じゃあ、今後も金利は上がり続けるのか??
今お伝えしたように、物価上昇を抑えるには利上げが必要だとすると、ますます金利上昇してしまいそうですよね。
ですが、今の日本は少し特殊な条件下にあります。
「好景気でインフレ」というより
・輸入価格上昇
・円安
・資材高騰
などによる“コスト増型インフレ”の要素もかなり強いです。
なのでアメリカみたいに「ガンガン利上げしようぜ!」にはなっていません。
急に金利を上げると
・住宅ローン負担増
・企業倒産リスク
・景気悪化
が起きる可能性があるからです。
(日銀内部でも「もっと金利を上げろー!」という派と「慎重にいこう!」という派に分かれているようですが・・・)

変動金利の行く末
長くなってしまいましたが、変動金利の今後については私はこう考えます。
「急上昇する可能性は高くないが、数年かけてじわじわ上がる可能性は十分ある」
政策金利も現在の0.75%から1.5%くらいまでの上昇ではないかと思います。
そうなると、実際に住宅ローンとして変動金利を選んだ場合でも最大で2%くらいまでではないかと思います。
(あくまで個人的な予想見解です)
つまり、
住宅支援機構のフラット35の金利が2026年5月末時点で2.70%なので、やはり金利上昇リスクを鑑みたとしても変動金利の方が有利ではないかと思ってしまうのです。
今確認しておきたいポイント
まずは、【日銀の政策金利】
これは新聞やニュースなのでチェックしておきましょう。
そして実際に住宅ローンを組む方は「変動か固定か」だけではなく、
① 借入額が適正か
② 共働き前提になりすぎていないか
③ 教育費を考慮しているか
④ 繰上返済余力があるか
ここをしっかりと確認しておきましょう。
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